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山小屋日誌一覧 Mountain cabin diary

8月6日 くもりのち雨

 今日は荷揚げの日。 荷揚げはヘリで下から食材やら燃料やら道具やらを運んでもらうことです。帰りは逆に使い終わったドラム缶や溜まった糞尿等を下におろしてもらいます。 山小屋にとってはとっても重要なヘリの荷揚げですが、天候によって全然飛びません。 ガスってたりしたら危ないですから。 だから「○日にヘリ飛びまーす!」って言ってても、「やっぱり天候厳しいから延期ー。」って延期延期延期ノになることもあるそうです。 うちの小屋は中腹だから比較的飛びやすいけど、山頂あたりの[北岳山荘]や[肩ノ小屋]まではなかなか飛べないらしいです。 あたしにとって初めての荷揚げの日。 そしてぜんさんも初めての荷揚げ。  高妻さんが無線でヘリポートとやりとり。  わかおさんが来た! わかおさんは私より少し上のお嬢さんがいるママ。 めっちゃ明るくて元気で若くて美人で適当!笑 ひろみさんは前からわかおさんが来るのを心待ちにしていて、私もきっと好きになるって言ってました。 夕食が終わってからひろみさんはお酒を持って、一緒にわかおさんのお部屋にお邪魔しておしゃべり♪ キッチンにはお酒がいくつかおいてあって、それも自由に飲んでいいんです。 ひろみさんが梅酒持ってきてくれていただきました。 すっごい楽しかった-。 初めましてなのにそんな気もしなかったです。 とにかく愉快な夜でした。わかおさん大好き☆そしてぐっすりおやすみなさい。 ちなみに今日の夕食では生ビールも飲めました(未成年者はNG)。 お客さんの宿泊人数が100人越えると生とか好きなジュース飲めます。

日付:

8月5日 晴れ

昼:冷やし中華夜:ホイコーロー、ぜんスペシャル  今日は午前中、掃除が終わった後に男性メンバーが雪かきしに行きました。 ひろみさんと私は見に行くことに。 そしてちょっとだけ参加。そして今日は田中さんが帰る日。 はじめてのお別れの日。 関西弁ですごい面白い田中さん。 すっごい好きでした。  仕事が終わって小屋に戻ると無線が入りました。 (山小屋では携帯がつながらないので無線です。この無線、本当は緊急の時とか、結構パブリックなものなんだけど、小屋同士で予約の確認とかもしてます。笑) どうやらけが人発生。 雪渓で転倒、足首を骨折した模様。 すぐさまおぐりさんと高妻さんが現場に向かいました。 おぐりさんはいろんな山小屋を転々としてる人。 まかないを作るのもごはん炊くのもみんなおぐりさん。 レスキューの時は高妻さんとおぐりさんが行ってました。 とっても頼りになるし、たくさんかまってくれるので、甘えてばっかりいましたノ。 話は戻ってノ 負傷されたのはどうやら昨日うちに宿泊されたお客さん。 4名グループで、そのリーダーが負傷していました。しばらくして仲間が小屋に到着。 そしてリーダーはヘリで搬送されることになりました。  帰ってきてからお昼。 話を聞くと、あたしが来る一週間前にも出動要請があったそう。 そのときは高妻さんとぜんさんが行きました。 もう、心肺停止状態だった(医者がいないので死亡診断はできない)ので、お池小屋に搬送することに。 高妻さんとぜんさん、周りの人の手も借りて背負子を使って帰ってきたそうです。 まじめな話、亡くなった方は力が抜けてしまうし硬直してしまうからとっても重くなるんだそうです。怪我しておんぶしてもらう時って人は落ちないようにつかまっててくれるけど、死体はそうじゃない。 また、亡くなるとやはり臭ってくるので、その時も例外ではなかったそうです。 ぜんさんは山小屋経験もないのにすごかった。とみんな言ってました。  山は怖い。 その人は滑落したわけじゃないんです。心臓発作だって。 気圧が低いので大丈夫だと思って少し無理するととりかえしの付かないことになります。 軽い気持ちで山小屋バイトー♪なんて言ってきたけど、私も気を引き締めなくてはと思いました。 風邪とかひいちゃったらいったん降りないと治らないってひろみさんも言ってたし。  そしてお昼過ぎには新しいメンバーが増えました! ちひろちゃん(18) 大学生 とがわさん(21) 大学生 ちひろちゃんはもくもくと仕事をこなすしっかりさん。 笑顔が可愛くて時々毒舌なところもたまらなく可愛い☆ ひろみさんお休みの時はとにかくずっと一緒でした。 高校の時に山岳部ですっごいアクティブ。 海外旅行するならインドに行きたいって☆ とがわさんは明るくて美人。 誰とでもすぐ仲良くなっちゃう。 勤勉家でいっつも時間があったときに中国語の勉強してた。 仕事が終わったらチベットに行くそう。 山梨出身なので山登りもするみたいで、いろいろ教えてもらいました。   いろんな事がいっぱい起こった日でした。

日付:

8月4日 晴れ

お昼 : アンモルキムチチャーハン夜  : メンチカツ 2時20分起床。 意外とアッサリ起きられた。 ひどい筋肉痛を想像したけど地味な筋肉痛でした。 顔洗って歯磨いて着替えてノ 準備をしたあとキッチンに着いたらまずココア。 ひろみさん(くりたさん)に「はいっ」と一口チョコももらって食べる。 4時30分のスタートに向けて冷えてる体を温めて動けるようにします。 お皿並べて食事準備。外はまだ真っ暗です。 今日も私はごはん番。 6時15分頃 スタッフ朝食 みんなそろって「いただきます。」食事後、2階にあがって掃除。 毛布をたたんで 敷き布団のホコリを落として 床の掃き掃除 その他に外にあるチップ制のトイレ掃除や玄関や食堂の掃除もやります。 しかし、どこをとってももともとキレイだから掃除も楽ちんだし楽しい☆ 掃除のあとはティータイム。 インスタントのコーヒーからココアからレモネードからなにやらいろいろあって、いつでもいくらでも飲んでOKです。 お菓子箱をもってきてそれも食べちゃってOKです。 想像していた恐ろしい山小屋生活はどこへノ。って思いました。  お昼はアンモルさんが作ってくれました。 アンモルさんは優しくて穏やかな人です。 ネパール語習いまくりました。 覚えが悪いので心の底ではいらいらしてたかなノ笑 日本語ぺらぺらなのになぜか時々日本語習いたてみたいなしゃべり方になる笑 日本食、味噌汁大好き。むしろ沖縄の人。なアンモルさんです。 お昼食べてから夕飯まで時間があるのでお昼寝することにしました。 これ失敗。 寝坊しちゃったノ。 3時半には起きるつもりだったのに4時に起きました。 「あんまり忙しくないから起こさなかったんだよー」とひろみさん。 ひろみさんは優しくてすっごい気を利かせ屋さん。 同じ部屋で二段ベッドの上に寝てて、起きる時間も寝るときも一緒。 いっつも一緒にいてくれて、でもちゃんと怒ってくれるし心配してくれる美人なお姉さん的存在です。  気付いたら新しい人が増えてる! 福田さん(27) 下の名前(タシさん)はチベットの言葉なんだって。 世界一周をしてて、2年くらい(?)ブラジルに住んでて英語とポルトガル語話せるお兄さん。 けっこういじめられてました。(まさかの告げ口) いや、本当はたくさんかまってもらってました。  ぜんさんからは時々ぼそっとダメ出しくらってました。笑 ゆるーいのに仕事が早くていつも笑ってるって印象。 山を下りたらおうちがお寺なのでお坊さんになる修行が待っているそうです。 そのあとアジア(中国?インド)あたりをバスで旅するそう。 あ、そうそう、今日はボッカの日でした。 ボッカは背負子に荷物を乗せて運んできてもらうこと。 今回は佐藤さんが高妻さんのお手伝いで行ったんだけど、 途中でダメで、結局高妻さんが重いの持って上がってきました。笑  夜はひろみさんとおしゃべりしてから寝るのが恒例になりました。 星もとってもキレイです。

日付:

8月3日 出発 晴れた!

 朝5時に家を出る。 荷物が入ったザックを初めてまともに背負う。笑駅にて切符を購入。 これで本当に甲府に行けるのかなノ そっから心配。新宿からあずさに乗り換え。 あずさで爆睡。 寝てたら9時に駅で待ち合わせていた穂坂さんから電話。 寝てたから寝過ごしたのか、遅れてるのか、まだ着いてないのか全くわからなくなり若干パニック。 普通に予定通り甲府には着きました。 甲府から穂坂さんの車で2時間。 穂坂さんはその間しゃべりっぱなしでした。 眠らなくて済んだからよかったけど。 こんなに晴れたのは久しぶりだって。 晴れ女でよかったです。 広河原という登山口にて下ろされ、近くにある建物の人とおしゃべり。 穂坂さん「この子、初めて登るらしいんだけど誰か一緒に行ってあげられる人いないかなぁ-?」 相手「さぁ-ノ」 穂坂さん「ま、今から登ってく人はみんなお池に泊まるはずだから付いてけば着くよ!」  大丈夫かな? そういうことで穂坂さんと別れ、広河原でおにぎりを食し、いざ山小屋へ。 履きなれない登山靴に重-いザック。 足取りは重く、不安で仕方ありませんでした。 登ってくと後ろから追い越していく早いおっちゃんやおにいさん。 すれ違う人や先を行く人一人一人に「こんにちは」と言うカメ木村。30分くらい歩いたところで同じペースでおじさんたちと登ってたら、 その中の一人のおじさんが一緒に登ってくれることになった。  永遠に続くんじゃないかという急登ノ 木が倒れているにも関わらず、道が拓けているところを通ろうとする私。 おじさん「そっちじゃないぞー。それは人が間違えないようにわざと木を倒してるんだから。」 初心者木村、まじで一人で歩いてたら大変なことになってたかと思われます。後ろからおじさんは足場の悪いところは先に歩いてくれたし、 あたしが突然立ち止まっても動くまで待っててくれたし、 「足止めたら動かなくなるぞー。次のベンチまであと○分だからがんばれー。」て励ましてくれてすげー助かりました。 そしてすれ違い様に「この子ねー、今日からこの上のお池小屋でアルバイトなんだってさー」って知らないおじちゃんおばちゃんに言って回ってて、いつの間にか周りの人に「おねーちゃんがんばれ!」「けがしないようにゆっくりおいでー上で待ってるからねー!」ってエールの嵐。 だいぶ心配されてました。笑もう、ゼェゼェハァハァ息はあがるし、きっと顔も真っ赤っかだったし、気圧も低かったので訳もわからず「とにかく日が暮れるまでには着かなきゃ!」って思いだけでおじさんに励まされながらザックに体を持って行かれないように山道を進む私なのでした。  なんとか小屋に到着! しかし忙しいらしく、部屋を案内されて休憩。 もうすぐシャワー浴びれるからって服着替えないでいたら冷えちゃって、早くも風邪ひくかと思った。 ようやく落ち着いてシャワー入れてもらって、荷物の整理してたら 「じゃあ、今日はごはん盛ってくれる?」その日のうちにごはん番 !!! 夕食のおかわりのごはんを盛りました。  お客さんはどうしても山道ですれ違った方がほとんどなので 「あらおねーさん、もう働いてんの?!?」 「すごいわねー、がんばってー!!」 おそらく、その日の小屋では一番の人気者でした。笑 さっきすれ違った中にいた20代くらいのお兄さんに 「いつまでここいるのー?」って聞かれました。  ゆい「20日までです。で、24日からインドに行く予定です!」 お兄さん「いんど?いんど?ノインド?」 ゆい(???) お兄さん「ボク、ちょうどその時期にネパールにいるんだ!」 ゆい「え、そうなんですか?またどこかでお会いできるといいですね!」 お兄さん「はは、そうだね笑」 お客様の食事が終わって片付けも終わって夕食。  山小屋のご飯は質素なものかと思っていましたノ だがしかしbutけどけれど! その日はホットプレート使って焼き肉でした。笑 memoくりたさん(27) 群馬 主婦たなかさん(??) 滋賀 主婦ぜんさん(24) 神奈川 ??おぐりさん(36) 神奈川 山小屋長期さとうさん(35) 神奈川 タクシー運転手アンモルさん(28) ネパール 留学生(大学院)高妻さん(45) 管理してる人 祐子さん(46) 高妻さんの奥さん

日付: